ボストン地区の日本人の中学生中心を対象に開催している親子IoTワークショプの参加者に参加してもらい、5/16にハッカソンを開催しました。
その際に、参加者のお子さん対象にDesign thinkingのレクチャーとワークショップを開催しました。 中学生を相手にDesign thinkingを行なったのは初めてでしたが、中学生でもワクワクしながら出来てdesign thinkingの考え方を会得できるワークを考えて実施したところ、思いのほか参加者に楽しんでもらえたようでした!
テクノロジーが発達し便利なツールが溢れる今の時代、そのツールが誰のなんの問題を解決するために存在しているかを考える・知る機会も、その必要すら少なくなっています。子供がテクノロジーを学ぶ時、「この技術で誰かを救える、問題を解決できる、社会貢献できる」という概念に結びつけて欲しいと考えて、今回デザイン思考のワークショップを取り入れてみました。
今回は、中学生でもワクワクしながら出来てdesign thinkingの考え方を会得できるワークは何だろう、と考え、”あなたのピッチしたプロダクトを使った、5コマストーリーまたはマンガをかく。”ワークを行ってもらいました。
参加者は、主人公を決めて、その人が自分の考えたIoTプロダクトを使ってハッピーになった(助けられた、または便利だった、楽しかったなど)具体的なストーリーを一つ作りました。
チームに分かれて、チーム毎にボランティアのコーチがついて、結果的に皆さん驚くほどクリエイティブなストーリーを作ってくてました!!
中学生にも楽しんでアウトプットできるワークにしたため、子供の想像力を上手く引き出せて、結果的に大人顔負けの結果が出てきて、プレゼン聞きながら興奮とまらず!!
今回は、チームのワークをブレークアウトルームで実施したんですが、各チームにボランティアのコーチがついてくれて子供達のワークをリードしてもらえてとても助かりました!
Design thinkingもなんでもそうですが、コンセプトをフレームワークとして学んだ後は、それを実施したり人に伝えたりするのは容易くない。でも、自分なりに考え方を咀嚼して、会得してほしい考え方、コンセプトの基本があれば、自分なりにワークや表現の方法は編み出せるもんだし、むしろそうするべきだなあと思いました。
自分的にもとてもいい学びの場でした。
以下、参加いただいた皆さんにいただいた感想の一部です。
● 「あんなに短時間でうまくアイデアをまとめてプレゼン資料を作り上げてしまう子供たちの能力にとても感心しました。先生方、コーチの皆様方、ありがとうございました。また、Li君の情熱ほとばしるプレゼンもとても良かったです。子供たちにも良い刺激になったのではないかと思います。」
● 「素晴らしい会でした!子どもたちのピッチ、ErikoさんのDesign Thinkingレクチャーと子どもたちによる実践、ワーク、Li君のメッセージ、全てが素晴らしかったです。
ピッチは、発表者全員のアイデアもさることながらプレゼンの質の高さに、学びがいっぱいでした。
午後のワークでは、オンラインかつ面識の少ないメンバーとも、ものづくりができるということに感動しました。」
● 「オンラインという限られた条件の中、デザイン思考を使ってアイデアを絞り、プロダクトを作るという一連の流れを体験することができて、とても良いプログラムだと思いました。何を作るかよりも、子供たちも、誰のためにどうして作るかを意識できたのではないかと思います。」
● 「コーチ&先生の皆さん、エリコさん、今日はどうもありがとうございました。ピッチ作りでは、あんな短時間で形にできる子供達の姿には、正直に驚き&感心しました。このミニハッカソンは、子供達が主体的に取り組む、とても素晴らしい機会でした」
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